活性酸素とジキルとハイド

活性酸素は体内に細菌やウイルスなどが入ってきたときにそれを溶かす重要な働きがあります。
まず、身体にとって異物(細菌・ウイルスなど)となるものが進入すると、食細胞が異物を食べます。満腹になった食細胞の異物を溶かし排泄するために活性酸素が体内で作られます。空腹に戻った食細胞がまた異物を食べる、という仕組みになっています。活性酸素は体内になくてはならない働きをするのです。
ところが活性酸素が必要以上に増えると食細胞から飛び出し、正常な細胞を溶かしたり、障害を与えるようになります。異物をも溶かすその力はとても強力なのです。

最悪のコンビ

活性酸素脂肪(不飽和脂肪酸)が反応すると体内で過酸化脂質が作られます。
実は、これがたいへんな厄介者。活性酸素は強力ですが短時間に体内から消えてしまいます。ところが過酸化脂質活性酸素ほど強力ではありませんが、いつまでも体の中に存在して細胞の表面や壁に付き、じわじわと体を蝕んでいきます。
過酸化脂質が血管にへばりつくと血流が悪くなり、徐々に血管を詰まらせていきます。これが心筋梗塞や脳梗塞の原因になるのです。

活性酸素が原因の病気や症状

病気の約90%は活性酸素が原因と言われています。
アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症、脳卒中、心筋梗塞、白内障、がん、糖尿病、肝炎、腎炎、レイノー症状、肺硬化症、クローン氏病など。 膠原病(関節リウマチ、全身性進行性強皮症、多発性筋炎など)、冷え性、神経痛、二日酔いなども活性酸素が原因とされています。 その他にも日焼け、シミ、シワ、ソバカスも活性酸素が原因です。

紫外線と活性酸素

紫外線は地球を殺菌する役目をしています。晴れた日に布団を干すのは殺菌をするためです。しかし、紫外線は生体にとって一種の異物。紫外線があたると皮膚細胞を守るために活性酸素が作られ、殺菌力のある紫外線と強力な活性酸素が肌で戦いあうのです。これが、日焼け、シミ、シワの原因です。近年はオゾン層の破壊により紫外線が増加し、皮膚がんの増加が深刻な問題となっています。

活性酸素を作り出す原因

紫外線のほかにも現代社会は活性酸素が増える原因がいっぱいです。大気汚染・水質汚染食品添加物化学薬品(農薬・殺虫剤)酒・タバコ電磁波などなど。
そして活性酸素を増やす一番の原因は、過労・ストレス・睡眠不足なのです。全ての要因を排除するのは無理ですが、生活習慣を改善することでも活性酸素は減少することができます。

活性酸素を取り除くSOD

この活性酸素を取除く働きをするのが、体内で作られるの抗酸化物質「SOD」です。SODとは「スーパー・オキサイド・ディスムターゼ」の略で、活性酸素が必要以上に作られるとそれを取り除く働きがあります。体内のSODをつくる能力は、個人差があり、40歳頃から低下します。
世界中でSOD製剤の研究が進められていますが、SODは分子量が大きく、内服しても効果があまりなく、注射薬でしか体内にSODを摂りいれることができないのが現状でした。
そこで、活性酸素を除去する働きのある、分子量の小さい天然の抗酸化物質に着目し、体内に摂り入れるように開発されたものがSOD様作用食品なのです。